BMIA イノベーターズ・レポートに投稿させていただきました

BMIA Innovators Reports

2017.07.14

●目次————————————-
【1】イノベーターズ・レポート(理事:山本伸)
【2】イノベーターズ・レポート(BMIA認定コンサルタント:足立修司)
【3】イノベーターズ・ブックス(理事:渡邊康弘)
【4】セミナー・イベントのご案内

 

みなさんこんにちは、3月にコンサルタントとして認定いただきました島根県の足立と申します。中小企業診断士としては取得23年目のベテラン?かもしれませんが、BMIAコンサルとしてはまだまだ経験不足です。今回機会をいただき県商工会連合会の指導員研修を実施した件をレポートさせていただきます。

昨年、県診断協会で「捨てられる銀行」の著者、橋本卓典氏をお招きし、個別にもお話をお聞きする機会がありましたが、金融庁の指導により金融機関の取引先企業への対応が大きく変化しています。金融検査マニュアル依存から「事業性評価」を重視し、その関連で経産省はローカルベンチマークの非財務ヒアリングシートなどのツールの提供をしています。ただ、金融機関では即対応とはいかないようで、よって従来の支援機関である商工会議所や商工会の指導員さんたちの役割は大きくなっていると思います。

そこで重要なスキルとして、「ビジネスモデルを俯瞰する能力」が求められます。バリューチェーンよりはツールとしてのビジネスモデルキャンバスのほうが具体的で汎用性に優れており、地元の企業支援でコミュニケーションツールとしての活用できるのではないかという観点から今回の企画になり、本番は当協会の小山代表理事に2日間研修を行っていただく機会を作り、その前座として私が研修を実施しました。(復習編も行う予定です)

俯瞰するという観点で、認定支援機関では常識となっているビジネスモデル俯瞰図やフローチャートを紹介し、ビジネスモデルキャンバスを使った研修に入りました。

小山代表理事の説明ビデオを見ていただき、私自身そば屋の支援での活用事例を紹介し、経産省のH25年度おもてなし企業に選出され「日本のいちばん大切にしたい会社3(坂本光司著)に紹介されている「島根電工」という地元の会社をケースにキャンバスの作成を行いました。

当社はもともと公共事業主体の電気設備工事業でしたが、「おたすけ隊」と称して小口工事を展開し、現在はFC化を実現しています。見積もりを手軽に早くできる端末システムの開発や、社員持ち株制度など、自己強化ループや従業員をCSとしたビジネスモデルの再構造化としてのケースとして大変優れた事例でした。

実は最初から想定していたわけではなく、たまたまこのような地元の良い事例に当たったわけでして、地元企業の事例は参加者にも取り組みやすく興味のある事例となりました。

地方の皆さんも国や県の好事例で取り上げた地元企業のBMCのケース作成に取り組まれると、金融機関や指導員向け研修プログラムとして受け入れられ、リピートのチャンスは増加するのではと思います。(研修企画者に受けが良い)

私も今後はさらに小規模事業者の事例を蓄積し、経営支援のツールとしての活用に取り組んでいただけるよう、微力ですが協力していこうと思っているところです。

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